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【SJ】ウネ(ヘウン)♪「夏は君の香り⑧」

こんにちは、夏みかんです。



【警告】ブームはいつまで続く!?

ドンへちゃんは毎回カメラを構えたモノクロ写真、トゥギはクンちゃんの写真をあげて毎度【警告】されてますねww

でもこれ、完全に【警告】されたくてやってるよね(笑)

特にヒニムはいつもおもしろい!バラエティでも大活躍ですもんね~。すごい才能!そしてあの美しさ!年々綺麗になってますよね?秘訣を教えてほしいです!!









今日は8話です!ヒョクちゃんはアメリカに…。


ヘウン

「夏は君の香り⑧」




ドンへ「嘘だろ…ヒョク…。俺に何も言わずにどうして…。」
突然アメリカへ発ってしまったヒョクチェ。
慌てて携帯にかけたけど、『現在使われておりません…』と絶望的なアナウンスが流れた。
「ひどいよ…。だって、だって…もし…手術が上手くいかなかったら…。」
二度と会えないかもしれない。
俺は病院からずっと泣き続けたまま自宅へ帰った。道行く人たちが不思議そうに俺を見たけど、もうどうでもよかった。ヒョクチェ以外の人なんて、どうでもいい…。
それから2日間、部屋からもほとんど出ずに過ごした。窓もカーテンも閉め、食事も喉を通るはずもなく…。心配してくれる家族の存在さえも、今は煩わしかった。
学校なんて…ヒョクチェのいない学校なんて行きたくない…。陸上もやめてしまいたい。ヒョクチェが見ていてくれないなら、何のために走ればいいの?
でも、その日の午後…。ヒョクチェから1通の手紙が届いた…。








ドンへ:差出人の欄には住所も電話番号もない。ただ『イ・ヒョクチェ』とだけ…。
消印は国内からだった。出発する直前に投函したらしい。
震える手で、封を切った…。
ヒョクチェ
『ドンへ…黙って出発したこと、ごめん…。ドンへの顔を見たら決心が鈍りそうで…。
俺はアメリカで手術を受ける。ドンへの隣にこの先もずっといたいから…。
もし、万が一それが叶わなくても、この選択を後悔しない。
何もかもを諦めて生きてきた俺に未来を信じさせてくれたこと…俺のすべてを受け入れてくれたこと…。ありがとう。おまえと出会えたことが奇跡だと思えるよ。
だからドンへ…俺と別れてほしい。
おまえの大事な時間を俺のために無駄にさせたくない。もし、俺がいない間に新しい出会いがあったら…俺のことは気にせずその人を大事にしてほしい。
もちろん絶対におまえを奪い返すくらいいい男になって戻るから!覚悟してろよ!
俺の帰るところはドンへだけだから…。
離れててもおまえとおまえの夢を応援してる。
またな!』
ドンへ「ヒョクチェ…!」
最後は涙でなかなか読み進めることができなかった…。
ヒョクチェに会いたい…。こんなに会いたいのに…。







ドンへ:でも…絶対にヒョクチェは戻ってくる。俺のところに帰ってきてくれる…。そうだよね?
1番つらいのは俺じゃなく、ヒョクチェなんだった…。
だから、俺も…俺のやるべきことをちゃんとやらなきゃ…。いつまでもめそめそしてたら、ヒョクチェが帰ってきた時に愛想尽かされちゃうもんな…。
「大丈夫…。ヒョクチェは、俺を置いて行くわけない…。」
俺は自分に言い聞かせるように呟いて、トレーニング着に着替えた。暗い部屋から久々に出て、母親に「ランニングしてくる」と伝え、家を出た。あてもなく走り続ける。
流れていくものが汗なのか涙なのかわからないけど…。
ヒョクチェを愛してる。
今の俺にはそれしかない。







3年後…
ドンへ:五月蠅いくらいの蝉の声。うだるような陽射し。
また夏がやってきた。ひとりきりの3度目の夏が…。
ヒョクチェを忘れることはないけど、特にこの季節にはヒョクチェの香りを想い出す。
思い返してみると、ヒョクチェと過ごしたのはあの夏のたった2ヶ月足らずのことだった…。それよりもはるかに長い日々を過ごしたけど、あの夏の奇跡のような時間は色褪せることなどない。
ひとりの夜は寂しくて、つらくて、たまに泣きたくなるけど…俺はヒョクチェを信じると決めたから…。
俺は大学2年生になり、陸上を続けている。全国大会で優勝した後は、国際大会にも出場できるようになった。夢を叶えるため、俺は毎日必死に走っている。走るしかなかった。
大学への行き帰りは遠回りをして、必ず今は空き家のままのヒョクチェの家の前を通るのが日課になっていた。相変わらずヒョクチェのことは何もわからないけど、両親も戻らないということはアメリカで治療を続けているのだと思えたから…。
今日も門の間から見える庭は雑草が生い茂り荒れているけれど、ヒョクチェの育てた草花も手入れもしていないのにちゃんと枯れずに育っているようだ。その強さはヒョクチェに似ている。生きようともがく姿が愛しくて、美しい…。
ふと、2階の窓に目をやった時…。人影に気づいた。暗くてはっきりは見えないけど、確かに人が動いた気配。そして、そこは…ヒョクチェの部屋だった。
「ヒョクチェ…?」







ヒョクチェ「…ドンへ!!」
ドンへ:玄関のドアが勢いよく開けられ、中から走ってくるのは…。
「ヒョク…!」
俺は門を開け、庭に踏み入った。
「ヒョク、そんな走ったら…。」
危ない、と言おうとしたところで走ったままの勢いでヒョクチェに抱きつかれた。
油断していた俺はヒョクチェごと庭に後ろ向きに倒れ込んだ。
草の感触が全身を包み、俺を覗き込むヒョクチェの向こうには夏の高い空…。頭がぼーっとする…。
ヒョクチェ「ドンへ!大丈夫かっ!?」
ドンへ「ヒョク…?ほん…とに…?」
夢なら何度も見た…。ヒョクチェに再開する夢…。目覚めるととてつもなく喪失感に襲われる幸せで悲しい夢を…。
ヒョクチェ「なんだよ。俺の顔、忘れちゃった?」
ドンへ「ヒョク…!ヒョクチェ…!!」
俺は庭に寝転んだまま、嗚咽を上げて泣いた。泣いたのは、ヒョクチェの手紙を読んで以来だった…。





続きます!


現実のウネちゃんの出会いも奇跡ですよね。




【rさんへ】
楽しみにしていただけて、うれしいです♪いつもよりシリアスめなので大丈夫かなって心配だったので!





画像お借りしました。

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